ハウパーヴィラのマスコット的なやつ
のっけからびっくりさせてすいません

いよいよ念願のハウパーヴィラへ!

二日目の今日は1日フリーなので、いよいよ念願のハウパーヴィラへ!
と、息巻いて出掛けようとしたとたんにみるみるうちに空が黒い雲に覆われて、ついには雨が降ってきてしまいました。けっこうしっかり降ってるなあ…
とはいえ、ホテルでじっとしている訳にも行かないので気を取り直してお出かけします!

今日は、はじめての地下鉄にチャレンジするよ!
シンガポールの地下鉄(MRTというらしい)は中心部の主要な場所をほぼカバーしているので、どこに行くのも地下鉄に乗ればだいたい行けました。
泊まっていたホテルは、真向かいのショッピングセンターが地下鉄の駅と繋がっていたので、雨が降っていたけどあまり濡れずに地下鉄に乗れたので、すごく便利でした。


勇気を出して切符をかってみます!

MRTの券売機
MRTの券売機2
券売機はタッチパネル式になっていて、画面の路線図の行きたい駅を選ぶと料金が表示されるので、お金を入れると紙のカードが出てきます。
MRTのチケット
この紙にはICチップが仕込んであって、suicaみたいにチャージされた状態で出てきます。
2回目以降はこのカードを券売機に置いて、ここに再びチャージをするシステム。紙製のsuicaって感じかな。

しかも、このチケットは初回はデポジットを10セントとられるんだけど、3回目に乗るとこの10セントが戻ってきます。さらに、6回乗ると10セントディスカウントになります。(これらは券売機で勝手に考慮されるので、特に何も気にしなくてもOK)

それほど遠くには行かなかったので、どこに行くにもだいたい片道1.5ドルくらい。
駅はどの駅もすごくきれい、路線ごとの色分けもきちんとされていてサインもわかりやすいので、東京で電車乗ってる人だったら間違いなく問題なく乗りこなせると思います。

シンガポールの地下鉄

MRTのホーム
シンガポールの地下鉄は、駅のホームに全駅にホームドアが完全導入済みで、電車はちょっと小さめの、大江戸線くらいのこじんまりした大きさです。
MRTの構内のエスカレーターが異常に高速で、馴れてないとちょっと怖かったのが印象的でした。

ホテルの近くのファーラーパーク駅からノースイーストラインの終点のハーバーフロント駅へ
そこからサークルラインに乗り換えて、ハウパーヴィラ駅を目指します。
ハーバーフロント駅で乗り換えたら急に人が少なくなったな…

ハウパーヴィラに到着!

駅のホームに人っこひとりいない。
そりゃあんな酔狂なものをわざわざ見に行く人は少ないってことか…
地下鉄の出口を出ると、いきなりもうすぐそこに門がありました!
ついに憧れの地に!否が応でもテンションあがる!
ハウパーヴィラ入り口の門
駅に誰もいなかったので観光客はわたしたちだけかと思ってたら、以外とわたしたち以外にも観光客はちゃんといましたが、インド人と中国人とばかりで主に家族連れで、日本人はわたしたちだけ。
みんな静かに例の像たちを眺めては写真っていましたが、中国人やインド人にはこれがどういう物に見えてるんだろう…

そもそもハウパーヴィラってなによ?

ハウパーヴィラ (虎豹別墅, 拼音: Hǔbao Bieshu , Haw Par Villa) は、シンガポールに存在する庭園、テーマパークである。旧称のタイガーバームガーデン(Tiger Balm Garden)で呼ばれることもある。中国の儒教・道教・仏教や、様々な伝説・説話等をモチーフとした多数の奇妙な像とジオラマを中心に展示した施設である。(wikipediaより)
タイガーバームで一大財産を築き上げた創始者兄弟が作った施設で、同じような施設がタイと香港にもあったらしいんですが、今はもうなくなってしまって残っているのはここシンガポールのハウパーヴィラだけのようです。

もともとは兄弟の弟の住んでいた屋敷内の庭園だったらしいんだけど、兄弟が死去後にシンガポール政府が買い上げて一時期は遊園地として営業していたらしいです。
現在は遊園地としては廃業して、今のただの公園の形に。

ここからはわたしの推測ですが、おそらく最初に兄弟が作ったときには本当に中国の儒教や神話にちなんだものだけだったんだと思います。それが、兄弟の死去後に兄の息子がオーナーになったり遊園地になったりする中で、力士とか動物とかよくわかんないものがどんどん作り足されたのではないかと思います。
ハウパーヴィラ 白蛇伝 ハウパーヴィラ 例のパンダ
ハウパーヴィラ 謎の力士
ハウパーヴィラ 魚とおっさん
ハウパーヴィラ 痴話げんか?
ハウパーヴィラ 巻貝女性
ハウパーヴィラ カニ女
ハウパーヴィラ 儒教
ハウパーヴィラ 船
ハウパーヴィラ おっさんと亀
ハウパーヴィラ 西遊記
まさしくシンガポールの魔窟(エルドラド)と呼ぶにふさわしい混沌。
これを直接見たくてわざわざシンガポールまできました。感無量です。
雨がけっこう降っていたけど、そんなのお構いなしで一心不乱に写真をバチバチ。

2-3時間ほどいたらだんだん麻痺してきました。
疲れたしお腹も減ったので移動することにします。
お次は行ってみたかったラッフルズホテルに向かいます!

ラッフルズホテルへ!

地下鉄を乗継いでエスプラネード駅へ。
いつのまにか雨は止んでいました。
軽く迷子になりながらラッフルズホテルに到着。
ラッフルズの廊下
ラッフルズホテルは、シンガポールで一番古くて格式あるホテルで、もともとはイギリス植民地時代にヨーロッパからの観光客を迎えるためのリゾートホテルとして開業したそうですよ。
昨日見た銅像のラッフルズさんにちなんでラッフルズホテルと名付けられたらしく、ラッフルズさんが作った訳ではないようです。

ここで有名なのはティフィンルームというティールームで振舞われるハイティーと、ロングバーというバーで考案されたシンガポールスリングというカクテル。
折りたたみ式2段ケーキスタンド(ドルチェ フォールケーキスタンド ブラック2段)
(参考画像)
「ハイティー」っていうのは、こういうタワーに盛られたサンドイッチやスコーンの軽食を紅茶と一緒にいただくもので、アフタヌーンティーをシンガポール風にアレンジしたものなんだそうです。
アフタヌーンティーよりも遅い時間に行われるため、軽食だけじゃなく食事もビュッフェスタイルで楽しめるみたいで、内容も点心や焼きそばといった中華風にアレンジされているみたい。
このハイティーが有名な「ティフィンルーム」というティールームに行きたかったんだけど、ホテルが広くて場所がわからない…またもやウロウロ…

やっと見つけて入口の前でまごまごしていると、インドの王族風のスタッフが声をかけてくれました。(帰ってから調べたらどうやらドアマンのようでした)
「High tea ?」って声をかけてくれたので「Yes! Yes!」って言うと「5:30で終わりだよ(英語)」と言われ、時計を見ると6:00…膝から崩れ落ちそうになるのを必死にこらえるわたしたち。

後で調べてわかったのだけど、ハイティーは事前に予約が必要で、ドレスコードもあるとのことで、スニーカーで歩き回ってクタクタな人が行くところじゃなかった…
営業時間終わっててよかったー…

さて、どうしよう

さて、ハイティーにふられてしまったので朝食以来何も食べていない私たちはお腹ぺこぺこ。
でももう時間もそろそろ夕方で、今たっぷり食べてしまうとすぐに夜になってしまって夕飯が食べられなくなっちゃう。
夜の予定もなんとなく考えてはいる物の、予約のたぐいをまったくしていないのでほぼ白紙。
ひとまず、さっき通り過ぎた中庭にバーカウンターみたいなテラス席があったので、ここでで休憩して小腹を満たしてこの後の作戦会議とすることにしました。

そばにいた男性スタッフに席への案内を頼むと「お茶?食事?」と聞かれて困惑していると、「ここはイタリアンレストランだよ」とにこやかに教えてくれました。
バーだと思っていたテラス席は、なんとイタリアンレストアンでした。
ラッフルズコートーヤード
このスタッフの男性が、ニコニコと「ラッフルズに泊まってるの?」ってとても気さくに声をかけてくれて、本当にフレンドリーで感じの良い接客がすごく印象的でした。
歩き回って疲れていたし、ハイティーにふられて落ち込み気味だったので、和みました。相当つかれた顔してたのかなあ…

テラス席で一休みしながら作戦会議

ピザをむしゃむしゃしながら、次のアクションを作戦会議。
ラッフルズコートヤードのピザ アンチョビのピザ。はらぺこだったので一気食い
せっかくラッフルズに来たんだし、ピザだけ食べてすごすご帰るのも悲しいので、もうひとつの名所であるロングバーに行ってみよう!ということに。
ということで、2階に上がってロングバーに入ってみます!

伝統のバーで伝統のカクテル!

一歩脚を踏み入れると、じゃりっと何かを踏みつぶした感触にてビックリ。
えっ?と思って足下を見ると
ロングバーの床
なんと、落花生の殻!
しかもそこらじゅう落花生の殻だらけ!
どうやらここは落花生の殻を床に捨てるのがスタイルみたいです。
知らなかったのでギョッとしながらおそるおそる中に入ります。
ロングバー
ロングバーの落花生
全部のテーブルに升みたいな木箱に山盛りの落花生が置いてあります。
これ食べていいってことだよね?お通しみたい。
見たことないシチュエーションにおっかなびっくり。ちょっとわくわくしてきた!
さっきまで歩き疲れてクタクタだったけど、なんか楽しくなってきた!
勢い良く「Two Singapore Sling !」と勢い良く注文!
シンガポールスリング
こちらがシンガポールスリング。このバーで考案されたんだって。
もともと女性のために考案されたカクテルらしく、甘口で飲みやすい!美味しいー!
グラスのふちにはパインとチェリーで南国感高まる!

心配するほどアルコールがきつくなかったのでふんわりいい気分になりました。
テーブルの落花生も日本で食べる食べなれたあの味とはちょっと違う豆なのか、豆は小降りで味もちょっと塩気を感じるピスタチオみたいな味。美味しくてボリボリ食べる。

さて、次はどうしよう

そろそろ日も傾いてきたので、夕飯を食べる所を探そうとガイドブックをめくり、昨日いったマーライオン公園の近くにお店がありそうなので、ひとまず目指すことにしました。
地図を見ると、歩けそうだったので徒歩で向う事にしました。

てくてく歩いてると、街並みをゆっくり見られるので楽しくて、けっこう疲れてるはずなのに楽しく歩いてたら…あれ?ここは…マリーナベイサンズ!

どうやら道を間違えたようです!


大きい地図
マーライオン公園に向って歩いていたつもりが、対岸のマリーナベイサンズ側に着いてしまいました。あちゃー。
でもマリーナベイサンズは明日スパを予約しているので、今日は入らずに引き返すことに。
ここへくる途中に見かけたホーカーズがとても賑わっていて楽しそうだったので、そこで夕ご飯することにします。

マリーナベイサンズをちょうど対岸に見る場所には大きなイベントスペースがあって、そこでお祭りをやっています。歩いてクタクタだったのでなんとなく飲み物の屋台に吸い寄せられて、コーラ買ってしまいました。出店もたくさん出ていて、こちらはホーカーズではなく、日本のお祭と同じ感じ。お正月のイベントなのかな?
マリーナベイサンズとアートサイエンスミュージアム
歩き疲れたので、すこしここのスタンド席に座って休むことに。
奥の方にはステージが組んであって中国の歌手たちによる歌謡ショーが行われているのが見えたので、コーラちびちび飲みながら歌謡ショーをボンヤリ眺めてしばし休憩。
マリーナ・ベイ・フローティング・プラットフォーム
時間がちょうど夕暮れ時だったので、スタンド席か夕暮れ時の空をバックにしたマリーナベイサンズとおとなりのアートサイエンスミュージアムが見えて、奇麗でした。

ということできた道を戻ります

来た道を引き返してしばらく歩いてたところで、お目当てのホーカーズ(マカンストラ・グラットンズ・ベイ)に到着しました。
マカンストラ・グラットンズ・ベイ入り口看板
ここは1日目に行ったシンガポール・フード・トレイルよりも明るくてきれいでおしゃれな印象。屋外なので開放的です。
マカンストラ・グラットンズ・ベイ
マカンストラ・グラットンズ・ベイ屋台2
マカンストラ・グラットンズ・ベイの屋台2
ガイドブックにも載ってるせいか、外国人観光客が多めです。ちょうど夕飯時の時間だったのですごく混んでいました。
昨日も同じ物を食べたけど、チキンライスがとても気に入ってしまったので、今日もチキンライスを食べます!(写真取る前に食べちゃった)
それから、チリクラブとタイガービアー!
マカンスートラのチリクラブ
昨日ナイトサファリの中のレストランで食べたチリクラブは全然辛くなくて、エビチリみたいな味だったけど、ここのは辛い!そしてパクチーの風味が強めです。
昨日食べたチリクラブと全然ちがう!あれは日本人向けの味付けだったんだ!!!
わたしは辛いのと、お腹もいっぱいになってきて早々にリタイア…
友人はカニをほじる事になぜかモチベーションを見出してひたすらほじってました。


今日は1日歩き通しでクタクタだし、立てたスケジュールは一つも役に立たなかったけど街をたくさん歩けて面白かったです。
たらふく食べて満腹なお腹をさすりながら、ふたたび地下鉄に乗ってホテルへの帰路に就きました。